【2026年度版】職業紹介事業報告書 記入例(エクセル版)|入力項目と提出までの流れ
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【2026年度版】職業紹介事業報告書 記入例(エクセル版)|入力項目と提出までの流れ

2026年8月21日19分で読める

📅 2026年5月1日 最新版更新 / 2026年度(令和8年度)提出分対応

「事業報告書をエクセルでまとめたいけれど、どの項目をどう入力すればいいか分からない」 「厚労省の様式を開いても、セルの意味がすぐに判断できない」

有料職業紹介事業者は毎年4月30日まで職業紹介事業報告書(様式第8号)を労働局へ提出する義務があります。実務ではエクセルで数値を集計してから様式に転記するケースが多いものの、公式様式と社内管理表の項目が1対1で対応しないため、転記ミス・合計値の不一致が頻発します。

本記事で分かること

  • 公式様式エクセルの入手先と開き方
  • 様式第8号の主要入力項目を画面イメージで確認する手順
  • エクセル入力でよくあるミス3選と予防策
  • 入力後の提出(郵送・e-Gov電子申請)の流れ

職業紹介事業報告書(エクセル版)とは

職業紹介事業報告書(様式第8号)は、有料・無料職業紹介事業の許可を受けた全事業者が、前年度の実績を管轄の都道府県労働局へ提出する書類です(職業安定法第32条の16)。厚生労働省が配布しているエクセル様式に直接入力することで、記入漏れ・計算ミスを防ぎながら効率的に作成できます。

エクセル版の基本情報

項目内容
正式名称職業紹介事業報告書(様式第8号)
提供元厚生労働省(職業安定局)
ファイル形式Microsoft Excel(.xls / .xlsx)
入手先厚生労働省 職業紹介事業の業務運営要領・様式集
対応ソフトMicrosoft Excel / Google スプレッドシート(要xlsx保存)
提出期限毎年4月30日
報告対象期間前年度4月1日〜当年3月31日

厚生労働省の配布様式は随時改定されます。提出前に必ず最新版をダウンロードしてください。様式番号だけで判断せず、ファイル内のヘッダー日付を確認することを推奨します。

事業報告書全般の提出義務・ルール・様式全体像は事業報告書(様式第8号)の書き方ガイドで詳しく解説しています。本記事はその中でもエクセル入力の実務に絞った姉妹記事として読んでください。

エクセル様式の入手と準備

エクセル様式の入手と準備フロー
エクセル様式の入手と準備フロー

1. 厚生労働省公式サイトからダウンロードする

厚生労働省の「職業紹介事業の業務運営要領」ページの様式集から、様式第8号と記載されたエクセルファイルをダウンロードします。原則として様式ごとに1ファイルが配布されるため、通常の職業紹介事業者は様式第8号特別の法人(商工会議所等)の無料職業紹介事業者は様式第8号の2を使用する点に注意してください。

2. 入力前に準備する社内データ

公式様式に入力する前に、以下の4種類のデータを1つの集計シートにまとめておくとスムーズです。

データ種別データソース収集ポイント
求人関連求人管理簿期首残・新規受理・成立・不成立・期末残の件数
求職者関連求職管理簿期首残・新規申込・就職・取消・期末残の件数
成約関連求人管理簿+求職管理簿就職件数(常用/臨時日雇い別)
手数料関連手数料管理簿紹介手数料(税込)、返戻金

法定帳簿(3種)の詳細は法定帳簿3種と事業報告書の関係を参照してください。

3. エクセルのマクロ設定

公式様式にはセキュリティ警告が表示される場合があります。ダウンロード後、ファイルのプロパティから「ブロックの解除」にチェックを入れてから開くと、マクロや数式の挙動が正しく反映されることがあります。

エクセル様式の入力項目を解説

エクセル様式の入力項目マップ
エクセル様式の入力項目マップ

様式第8号は第1面〜第4面の4シート構成(統合版の場合は1シート内で区切り)となっています。ここでは主要3ブロックを順に解説します。

求人・求職者の受理状況

第1面〜第2面に配置される、年度内の求人受理・求職申込の流量を記入するブロックです。

記入欄入力値の取り方注意点
新規求人受理数期中に新規で受理した求人件数修正・差し替え分は含めない
新規求職申込数期中に新規で登録した求職者数同一人物の再登録は別カウント
常用就職件数雇用期間4ヶ月以上の就職件数期間4ヶ月未満は臨時日雇いへ
臨時・日雇い就職件数雇用期間4ヶ月未満の就職件数月跨ぎ案件は入社日ベース
取扱職種分類厚労省が定める職種コード許可証記載の範囲内でのみ入力

手数料・返戻金

第2面〜第3面にある収入状況のブロックです。税込金額で入力する点に注意してください。

記入欄入力値の取り方注意点
紹介手数料収入期中に確定した紹介手数料の合計(税込)税抜での記入は誤り。消費税分を含める
求人受付手数料求人受付段階で収受した手数料該当がなければ0
返戻金早期離職等により返金した金額返戻金制度の有無も併せて記入
合計額上記の合算エクセル内の合計セルが自動計算か手入力かを必ず確認

従事者数・教育訓練

第3面〜第4面に配置される事業体制ブロックです。

記入欄入力値の取り方注意点
職業紹介責任者数労働局に届け出ている責任者の人数兼任でも責任者として届出済が前提
業務従事者数期末時点の全従事者数パート・アルバイト含む
教育訓練の実施期中に実施した教育訓練の概要実施記録を別途保管

エクセル入力でよくあるミス3選と予防策

エクセル入力でよくあるミス3選
エクセル入力でよくあるミス3選

ミス1: 合計セルの数式が壊れている

公式様式の合計セルには SUM 関数が組まれていますが、行を挿入・削除するとセル参照がずれる場合があります。入力後は必ず合計値を手計算で検算し、数式バーの範囲を確認してください。

予防策: 入力完了後、第1面〜第4面の合計欄をすべて合算した「グランドトータル」を別シートで計算し、内訳合計と一致することを確認する。

ミス2: 税抜金額で入力してしまう

手数料収入欄は税込金額で記入します。会計システムから税抜データをエクスポートしてコピーしてしまい、提出後に労働局から差戻されるケースが見られます。

予防策: 収入データを転記する前に「税込/税抜」ラベルをセルのコメントとして残す。または税込換算用の中間シートを挟む。

ミス3: 前年度ファイルを上書きして過去データが残る

前年度提出したエクセルファイルをコピーして使い回すと、数値欄の一部に前年度の値が残ったまま入力してしまう事故が起きます。特に「取扱職種」欄や「従事者氏名」欄の修正漏れが典型です。

予防策: 毎年必ず厚労省サイトから最新版の空のエクセルをダウンロードする。前年度ファイルは記入内容の参照用としてのみ利用し、転記時は1セルずつ目視で確認する。

入力後の提出方法

提出方法の比較
提出方法の比較

郵送提出の場合

  1. 第1面〜第4面を印刷(第1面と第2面を両面印刷
  2. 正本1部+写し2部(計3部)を揃える
  3. 代表者印を押印(電子印鑑ではなく物理押印)
  4. 管轄の都道府県労働局(職業安定部)へ郵送

e-Gov電子申請の場合

エクセルに入力したデータを基に、e-Gov上で様式に転記して送信します。e-Govの利用にはGビズID(gBizIDプライム等)または電子証明書の事前準備が必要で、初回はアカウント発行に日数がかかります。締切直前に着手すると間に合わないため、年度替わりの前に取得状況を確認しておいてください。

提出方法メリット留意点
郵送紙の控えが残る/導入コストゼロ押印必須/到達まで数日
e-Gov電子申請即時到達/出社不要GビズID・電子証明書が必要

提出前の最終チェック

提出直前に次の5点を確認しておくと、差戻しの大半は防げます。

提出前の最終チェックリスト
提出前の最終チェックリスト

合計セルの検算、税込金額での入力、最新様式の使用、実績ゼロ欄への0記入、押印またはGビズIDの準備。いずれも本記事で解説した差戻し要因に直結する項目です。労働局の定期指導では帳簿と報告値の一致も確認されるため、提出後も入力元データを保管しておきましょう(労働局の定期指導への備え)。

よくある質問(FAQ)

職業紹介事業報告書のエクセル版はどこでダウンロードできますか?

厚生労働省の「職業紹介事業の業務運営要領」ページの様式集から様式第8号のエクセルをダウンロードできます。通常の有料・無料職業紹介事業は様式第8号、特別の法人(商工会議所等)の無料職業紹介事業は様式第8号の2で別ファイルとなっているため、自社の許可区分を確認してダウンロードしてください。

厚労省の公式様式と社内で使っている管理表の違いは?

厚労省の公式様式は提出用の定型フォームで、項目名・集計方法がすべて法令ベースで固定されています。一方、社内の管理表は業務運用のために拡張されているのが一般的で、項目が1対1で対応しないケースが多くあります。公式様式に転記する際は、本記事の「求人・求職者の受理状況」「手数料・返戻金」等の対応表を参照して、社内データを公式フォーマットに合わせて集計し直してください。

エクセルで作成したものをそのまま提出できますか?

郵送提出の場合は印刷して押印したものを提出します。エクセルファイルを郵送・メール添付で提出することはできません。e-Gov電子申請の場合も、エクセルファイル自体を送信するのではなく、e-Gov上の入力フォームに転記して送信する形式です。

実績ゼロの場合、エクセルには何を記入すれば良いですか?

実績がない項目は0(ゼロ)を明示的に入力します。空欄のままだと「未記入」と判断され差戻されるケースがあるため、数値欄はすべて0を入力してください。実績がゼロでも報告義務そのものは免除されません(職業安定法第32条の16)。提出を怠ると許可更新時の審査で不利に働くため、実績ゼロの年度こそ期限内に提出してください。

エクセル入力後にミスが見つかった場合の修正方法は?

提出前であれば該当セルを修正し、合計欄を再計算してください。提出後にミスが判明した場合は、まず管轄の都道府県労働局へ連絡し、指示に従って訂正版を再提出します。誤記・記入漏れを放置すると是正指導の対象となる可能性があるため、気づいた時点で速やかに連絡してください。

まとめ

エクセル版の記入は、公式様式の入手→社内データの集計→項目別の入力→提出、という流れが基本です。合計セルの数式確認・税込金額での入力・最新様式の使用の3点を守るだけで、差戻しの多くは防げます。

日々の業務で求人管理簿・求職管理簿・手数料管理簿が整備されていれば、事業報告書のエクセル入力は集計の手作業を数時間短縮できます。転記の手間や集計ミスが毎年繰り返されている場合は、Excel管理が限界に来ているサインに該当していないか点検してみてください。


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